中古車の趣

物というものは大きく二つに分類できると思います。年月を経るとただのゴミになるものと、味わい深いものになるものです。
大量生産、大量消費の現代で後者は圧倒的に少ないです。しかし、残っているものもあります。その一つとして中古車があります。
この場合大事に使うことが前提です。愛情をこめて車に接し、ガソリンも特上のものを使用する。また、一週間に一度洗車しワックスをかける。
このひと手間を長年に渡りかけるだけで趣が増してきます。ワックスを丹念にかけたボディはまるで、琥珀のようなしぶい味わいを増しています。
長年に渡り変わらない愛情を注ぐことは並大抵の努力では難しいでしょう。しかし、私の父はそれをおこなってくれました。
父の車を親子で乗る。これは素晴らしいことです。
中古車に憧れて
私が住んでいる田舎では車がなければ生活できません。歩いて店に行くならば一時間程かかるからです。このような背景より高校を卒業したら自動車学校に入学し免許を取ろうと決めていました。
しかし、免許を取る費用ですら二十万以上と馬鹿にならない金額です。それに加えて自動車の費用を捻出するなど、どうしてできたでしょう。
そこで、知り合いが使用していた車を格安で譲ってもらうことにしました。中古車で、少しボロボロですがそれでも満足です。
思えばそれからいろいろなことが起こりました。友達や恋人とでかけたときもその車でした。まさに青春のかけがえのない思い出の一つです。
これからも、この車でたくさんの思い出を作っていきたいなと思います。
中古車は地球を守る
昨今、話題になっているのが地球温暖化です。この原因としてさまざまなものがあります。その中で一番深刻な理由の一つが大量に発生したゴミを処理するために使用したエネルギーです。
ゴミを処理するだけでも膨大なエネルギーが必要です。そのエネルギーは石油や原子力等の地球にやさしくないものから得ています。
よく、考えてください。捨てるものを処理するために無駄なエネルギーを使用し、そのため環境汚染が広がる。では、どのようにこの悪循環から脱することができるでしょうか。
そのうちの一つに、物を大量消費するのでなく大事に長いこと使うという点です。例えば、新車を購入するのでなく中古車を購入することなどで実践できるでしょう。
